段ボール箱は、おもちゃの家、ボール迷路、ミニ展示会にもなります。大切なのは見た目のすごさではなく、子どもが選び、ためし、方向を変えられる余地です。下のアイデアをひとつ提案しつつ、まったくちがう計画も歓迎しましょう。かざる、お話をつくる、分解することも、遊びの一部です。
- きれいでかわいた箱を選びましょう。ホチキスの針、ビニール、はがれたラベルを取り、するどいふちがないか確認します。マスキングテープ、洗えるペン、大きめの段ボールの切れはしを用意しましょう。
- 厚い段ボール、切りこみ、窓はおとなが切りましょう。子どもは、うすい厚紙なら子ども用はさみで切れます。見守りの程度は、その子のスキルに合わせて。
- 階段や熱いものからはなれた、広い床か安定したテーブルで作業しましょう。作るものは低くし、上にのったり立ったりしないこと、だれかを箱にとじこめないことを守りましょう。
- ためすときは、やわらかいボールやぬいぐるみを使いましょう。小さい子がいるときは、重いもの、かたい投げるもの、ばらばらの小さな部品はさけましょう。
| 年齢 | ちょうせん | 次のステップ(自由に) |
|---|---|---|
| 4 | ぬいぐるみのために、前があいた家を作る。 | ねる場所をかく。 |
| 5 | 大きなごっこ遊びの手紙用のポストを作る。 | おとなに投入口を切ってもらう。 |
| 6 | 低い箱に段ボールの坂を立てかけ、やわらかいボールを転がす。 | 坂の角度を少し変える。 |
| 7 | 段ボールの細長い板で、低い箱2つの間に橋をかける。 | ためす前に板を折ってみる。 |
| 8 | 浅い箱の中に段ボールのかべをはって、ボール迷路を作る。 | 2つめの道を加える。 |
| 9 | 大きな段ボールの形を分ける仕分け機を作る。 | 別の分け方のルールを考える。 |
| 10 | 床の上に、肩より低い、自立する段ボールのタワーを作る。 | 土台を広くしてみる。 |
| 11 | 床の高さで遊ぶ、やわらかいボールのまと当てゲームを考える。 | だれかがためしたあと、ルールを調整する。 |
| 12 | 平らに折りたためるミニチュアの場面を作る。 | しまうときに外せる背景を作る。 |
4〜6歳:きっかけを具体的に。箱の横にぬいぐるみを置いて「このおもちゃ、どこで休めるかな?」と聞いてみましょう。折った切れはしで作った家具をならべたり、こまかいところをかいたり、中で何が起きているかお話ししたりするのを見守ります。開け口はおとなが用意してもかまいません。始めにくそうなら、2つから選べるように。「先にベッド?それともドア?」遊びが進みはじめたら、条件をふやさないようにしましょう。家を配達センターに変える子は、アイデアを工夫しているのであって、まちがえているのではありません。
7〜9歳:変えてみることをひとつ。橋なら、低い箱2つを床に少しはなして置きます。段ボールの細長い板をわたし、小さなぬいぐるみをのせてみます。板がたわんだら「何を変えたらいいかな?」と聞きましょう。間をせまくする、板を折る、もう1枚重ねるなど、いろいろ考えるでしょう。作品をくらべたいときは、1回にひとつだけ変えます。橋をお話の舞台にしたがったら、その興味についていきましょう。
10〜12歳:作り方ではなく、設計のお題を。「遊ぶときは開いて、終わったら平らにたためるミニチュアの場面を作れる?」と提案してみましょう。先にスケッチしても、すぐに作りはじめてもかまいません。テープのちょうつがい、外せる背景、折りたためる土台などを工夫するかもしれません。見た目、しまいやすさ、動く部分など、何を大事にするかは本人に選ばせましょう。むずかしい切り取りは引きつづきおとなが。たためるかためすのは、作品についての役に立つ確認で、子どもへの評価ではありません。
大きくする前に、かんたんに。切ってある部品を用意する、テープをはる間つなぎ目をおさえる、条件をひとつ減らすなど。ちょうせんをふやすときは、条件をひとつだけ変えます。部品を減らす、2つめの道を作る、一部を作り直す。そのちょうせんをしたいか、お子さんに聞いてみましょう。
- 最初に選ぶのは何?かく、ならべる、ためす、お話をつくる?
- 言われなくても戻ってくるのはどの部分?
- ひとりで作る、アイデアを説明する、いっしょに作る、どれが好き?
- どんなサポートがあると参加しやすい?
年齢のちがう子どもたちには、同じ作業ではなく、共通のテーマを。ひとりが背景を作り、別の子がコースを作ったりゲームのルールを考えたりできます。役割は年齢で決めず、提案して選んでもらいましょう。別々のプロジェクトでもかまいません。ほかの人の作品を変える前には、聞いてからにしましょう。年上の子が先生役になる必要も、年下の子がまねする必要もありません。
かんたんな終わり方を決めておきましょう。一部を残す、再利用できる部品を平らにする、全部片づける。片づける前に「次も残したいところや、変えたいところはある?」と聞いてみましょう。話し合わずに終わってもかまいません。
1回の遊びからわかるのはヒントで、ずっと続くラベルではありません。点数をつけずに、いろいろな日の傾向に目を向けましょう。Innatoraも同じやさしい考え方で、子どもが遊びの中で何を選ぶかに注目しています。